2024~2025年度内に、合計15MWの開発計画を合意した。
auリニューアブルエナジー(東京都千代田区)と菊水(大阪府西区)は12月26日、太陽光発電所の開発に係るパートナーシップ協定を締結したと発表した。2024~2025年度内に、合計15MWの開発計画を合意した。
auリニューアブルエナジーは、再生可能エネルギー発電設備を建設し、発電された電力を基地局・通信局舎・データセンターなどのKDDI設備へ直接供給することなどを目的に設立され、2023年4月1日から事業を開始している。
また、菊水は、自家消費や固定価格買取制度(FIT)で売電する太陽光のほか、FITを活用しない太陽光発電所の開発でも実績がある。12月5日には、奈良県五條市に出力677kWの非FIT太陽光発電所を開発したと発表していた。
「五條市西河内町発電所」
これまで自家消費型太陽光発電では、大阪府などの介護施設3カ所(26.25kW、28.6kW、38kW)、兵庫県の食品工場(433.2kW)、鹿児島県の宿泊施設(65kW)、愛知県のマンション(12kW)、大阪府の保育園(6kW)の開発実績がある。このほか、FIT高圧太陽光発電所6カ所の開発を手掛けている。
「五條市西河内町発電所」
菊水は、2030年までの目標として低圧事業用案件で93MW(930カ所)、高圧連系案件で85MWを目標に掲げる。同社は、遊休地や耕作放棄地などに絞って開発を行っており、今後も全国で使われなくなった土地や管理できなくなった土地の買い取りを積極的に進めていく。
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